セキュリティソフトで有名なSymantec社の「Norton」が速くなったと報じられている。(ZDNET記事:セキュリティソフトの「落とし穴」とパフォーマンスに対する悪評を払しょく)
筆者とノートンの出会いは10年以上前になる。当時はMac用のパフォーマンス改善ソフトが主でウィルス対策もその一部と言った印象を受けた。ウィルス自体も多くなく、プログラム自体も小さかったのであろう。的確に不具合を修正し、快適な使用感を覚え、Windows版が発売されてからは、他のウィルス対策ソフトより、Nortonをお客様にも勧めていた。
しかし、数年前から、Windows系OSで、次の事が目立った。
- 導入する際に、非常に時間がかかる。特にネット接続が遅いと顕著。
- PC全体のパフォーマンスが落ちる
最新機種に導入する際はそれほどでもないが、数年程度古い機種では、非常に時間がかかる。4,5台の導入に1日かかってしまうこともあった。新しいバージョンでは、テレビでみた記者会見によると、性能の高くないネット端末と呼ばれる軽量パソコン、モバイル端末にも対応したと伝えていた。また、記事によると、1も2も改善したと言うが、「1はソフト本来の性能ではない。2は別のソフトが影響していた。」というSymantec社の主張には驚いた。
確実にウィルスに対抗してくれているという信頼感は薄れていないが、PCに対する脅威はメールからホームページなど経路が増加している。未知の脅威にも対抗できる技術を搭載したということなので、今後を見守りたい。