20代男性ではインターネットの利用時間がTVの視聴時間を遂に抜いた。(CNET記事:インターネットの利用時間、20代男性でテレビを抜く)
しかし、「これからは、広告はインターネットで」と、短絡的に事は進まないだろう。もちろん、長期的には、そうなるが、日本のTV利用の特殊性もあり、10年と言った時間がかかるであろう。
アメリカなどでは、既に、広告業界(インターネット以外の新聞、雑誌、テレビ)の不振は、大きな社会的変化になってきている。新聞社、雑誌社やテレビ局が立ちゆかなくなっている。ケーブルテレビの利用率が高いアメリカでは、録画機能付きの装置で視聴する事が多く、TV CMはとばされ、7〜8年前から、効果が見限られている。
一般消費者向けでない商品やサービスを扱う、弊社やそのお客様には、それでも、このことによりチャンスが広がると言える。特定の、非常に小さい割合の潜在顧客が対象である、我々には、そもそも、マスコミによる広告は費用対効果が合わない。インターネットの利用者がふえることは、母数の拡大につながり、絶対数はふえる。
これからは、徐々に、今までインターネットを見なかった人たちが閲覧する機会がふえる。特定のユーザーだけを対象にしていては、発展は望めない。最終的には、ごく少数の潜在顧客に対するホームページであっても、もっと広い範囲を対象者にして、間口を広くすることが求められるだろう。