iOSはiPhoneに使われている基本ソフト、AndroidはXperiaなどで使われているスマートフォンの基本ソフトだ。PCではWindows対Macの対決(?)があったが、今後はどうなるのだろう。
ソフトバンクアンドロイド
ソフトバンクがアンドロイド携帯の発表をおこなった。(CNET記事:ソフトバンクモバイル、Android搭載スマートフォン「HTC Desire」を4月下旬発売)
iPhone陣営側に入ったら、Andoroidは扱えないのかと思った。と言うことは、DocomoでもiPhoneを使える可能性もあると言うことである。最近、SIMロック解除の話題もでている。(携帯電話のSIMロック解除を検討へ)現に、iPhoneの設定メニューにはキャリアを選択する画面がある。香港では、すでに、サービスが始まったとも聞く。(アップル、SIMロック解除の「iPhone 3G」を香港で発売)
iPhoneは一長一短?
iPhoneを使い始めて1年半がたち、グーグルの携帯、アンドロイドも気になってきた。 iPhoneを使っている人を街で多く見かける。シェア自体は世界規模で見ると、まだまだである。(資料「スマートフォンの売上」)しかし、非常な勢いで、伸びているのは確かである。(資料「モバイルOSシェア」[reportのリンク有り])
以前、「IT関係者に利用が多いので、自社もその一員として自分も使ってみたいが、アドバイスを下さい」と言う質問も目にした。そこで、メリット、デメリットをあげてみた。 “iPhoneは一長一短?” の続きを読む
グーグルの新しい検索方法
グーグルが携帯の画像で検索を行うことができる機能を発表した。(CNET記事:グーグル、携帯画像で検索する「Google Goggles」を発表) グーグルは音声での検索も発表している。(Google Japan Blog: 音声で Google 検索)
画像での検索はまだ、試験段階であるが、その可能性は広い。「セカイカメラ」の簡易版ほどの可能性がある。この新しい携帯電話の機能に2つのことを感じる。
- 検索は「言葉」から飛び出し、画像、音(音声)へ。SEOはどうなるの?
- 日本の携帯は特化(ガラパゴス化)して生き残り、スマートフォンは皆が必要とする機能を載せて増殖して発展。
無線充電器搭載ノートPC
ガジェットネタがつづく。
BTOパソコンで有名なデル社が無線充電のできるノートパソコンを発表した。(CNET記事:デル、無線充電機能を搭載した新型ノートPC「Latitude Z」を発表)30日の日経新聞夕刊にもこの記事はでていた。
写真を見ると充電器はかなり大きい。無線充電で、一番身近といえば電動歯ブラシだろう。水浸しになる歯ブラシに、電気のコンセント差し込んだら、ショートしそうである。無線なら、接触部を樹脂などで覆える。他にも、無線の方が大電流を流しやすいという利点を応用して、電動バスの停留所に充電器を設けるアイデアも採用されている。では、パソコンでの利点は何だろう。記事を見る限り、大電流=充電時間短縮ではなく、ケーブルを一切つながないといコンセプトの様である。
製品のコンセプトが米国DELLのサイトに掲載されていると思ったが、詳しい解説はなかった。日経新聞の記事が参考になった。
ラップトップというと持ち歩くことを連想するが、アメリカならいざ知らず、日本ではあのドッキングステーションは持ち歩けそうもない。また、データも転送出来るそうだが、電灯線から直接充電するわけでもないので、電灯線LANではない。無線LANやBluetuthを普通に使うようだ。ターゲットの客層には起業家、弁護士やクリエータなどがあがっているが、彼らは、電源ケーブル、LANケーブルとマウスをつなぐのも大変なのだろうか?モバイル端末にはそれなりのコンセプトがあると思ったが、今回は、どこかコンピュータデザインの方向性が違っているような気がしてならない。
iPhoneを使ってみる
iPhoneを先日、入手した。感想をまとめてみた。「電話としてはちょっと…」と言う声を耳にしたので、なぜか考えてみた。電話とは概念が違う気がする。パソコンに通話機能がついていると捉えた方がよいだろう。パソコンをよく使っている人なら良さが判ると感じた。パソコンオタクということでなく、インターネットやPCの恩恵を享受している人という意味である。
- 購入までが長い。説明を30分近く聞かされた。個人の責任を自覚していない日本だけなのだろうか、説明や同意書などペーパーワークが多い。気弱な人なら辞めてしまうかも知れない。(白い犬の「おとうさん」ほどの意志の強さが求められる?家かマンションでも購入する感じである。)
- マニュアルがない。正確にはほとんどない。根本的な使用ガイド「クイックスタート」がついている。これはApple製品固有のコンセプトであるが、知らない人は面食らうかも知れない。使って慣れろということである。もっとも、オンラインで調べることができるし、他の携帯電話の分厚い説明書は、自分で調べるより知っている人に聞いた方が早いくらいなので、紙を使わないだけエコである。
- iTune必須。iTuneがないとPCにつないでも充電すらしない。iTuneは音楽や映像をオンラインで視聴したり、購入するソフト。無料でダウンロードできる。私はデジタルラジオを良く聴いている。新版のビジュアライザは思わず見入ってしまう。
ミニノートPCにDell参戦
ついに、世界第2位のPCメーカー、DELLが超小型ノートPCに参入してきた。
ASUSのEee PCが出てから1年になる。既にHPやエイサーも参入している。BCNランキングによれば、8月のトップはエイサーの「Inspire One」である。Dellのそれ、「Dell Inspiron Mini 9」はどちらかというと、Eee PCと同じ分類で、軽くて小型で安いが、ハードディスクがなく、Officeなどのソフトを動かすものではないと言うスタンスである。と言うのも、普通のノートPCも販売するDELLとしては区別をつけて、ノートPCの販売は落としたくないというのが本音だろう。
しかし、性能ではInspire Oneは120Gのハードディスクを搭載しており、画面サイズ以外は、少し前のノートPCと遜色がない。価格は、パナソニックなどの日本の代表的軽量PCモデルが20万円することを考えると、1/4程度である。販売数が伸びるのも納得である。今後、競争が激しくなれば、軽量ノートPCとミニノートPC、モバイル端末の境界はますます、判らなくなるだろう。また、買いのタイミングが判らなくなりそうだ。
ノートPC市場三つ巴
Eee PCに代表されるの小型PCの参入で、HPやエイサーに注目が集まっていると思っていたが、一般的には、まだまだ、ノートPCが主流のようである。(BCN記事:ノートPCメーカー三つ巴、Eee PCに続く小型・低価格モデルに存在感高まる)
漁夫の利はNECで、ソニー、東芝は軒並みシェアを落としている。高い価格帯から影響が出たのは否めない。先に撤退したIBMはほくそ笑んでいるかもしれない。
これで、ASUSは今までになかった市場を創り出したと言えるだろう。後から見ると、ユーザーの声を聞いていれば、ヒットは当然とも思えるが、だれもいないところへ参入するにはリスクもある。松下幸之助は2番手をねらえと言っていたらしいが、白兵戦専門の零細企業にはいづれも向かない。
ミニノートが躍進
2008/8/12日経の夕刊にも記事がでていたが、ノートPCがシェアを伸ばしている。ノートPCは日本の狭いオフィス、住宅環境を追い風に一時シェアを伸ばした。しかし、どうしても小型に押さえるために、性能に比べて価格面で割高になっていた。しかし、ここへ来て、ASUSのEee PCで火がついた低価格小型PCが伸びている。
海外では家庭内の2台目、3台目、つまり、テレビのように、最初は家に一台、普及が進むと、一人一台持つ時代になってきた訳である。また、メールやインターネットをどこでも見たいという需要で小型PCが伸びている。
一方、ノートPC出荷台数の伸びは2008年がピークという予測もある。この記事には、なぜピークに達するか理由が掲載されていなかった。今となっては、景気減速で一時的ピークになることは、予想が付く。今後は、ゲーム用などの高性能デスクトップ、オフィス用など汎用のノート、サーバーと3つに棲み分けが進みそうである。
無線LAN共同体、FON
FONとは、オフィシャルサイトによれば、
せっかく無線LANに対応したノートパソコンを持っているのだから、外出先でもインターネットを楽しみたい!それもできたら無料で…。
FON(フォン)は、そんなユーザーの夢を叶える、世界で最も巨大なWiFiコミュニティー。
となる。自分の無線LAN環境をを参加者と共用することで、参加者がいるところなら世界中で、無線LANが使えるというシステムである。機器も2,000円ほどで手にはいるので、自分で無線LANを増設するなら、価格面でも候補にもなりうる。もちろん、自分のPCが外部から丸見えになるようなことはない。セキュリティも考慮されている。
さて、無線LANがどこでもできるとどうなるか?
ユビキタス社会の第一歩が開ける。IP電話を使うことで、携帯電話に取って代わるかも知れない。すでに、パナソニックはSkype電話が世界中でFONを経由してできる機器も販売している。iPhone、iPod TouchやEee PCなどのモバイル端末が普通に使われ、いつでもインターネットに接続できる。これは、パラダイムシフト、社会基盤の大きな変革になると思う。また、この組織が、コミュニティで広がるところもLinuxのようで次世代の味がする。FONマップで自社の近くをのぞいて、変化の兆しを感じてみて欲しい。