送信メールを取り消す

よく相談を受ける案件だが、普通の状態では無理である。送信先を間違えたファックスを取り消せないのと同じである。しかし、グーグルの提供するGmailが実験的に実現している。(Gmail Labs が日本語に対応しました)ただし、取消ができるのは数秒間だけと言うことなので、やはり良くチェックしなければいけない。

この機能を本格的に対応するには、メールの規格自体を変えなければならない。特定のメールを削除指示するメールを決めて、それにメールソフト、OutlookExpressなどが対応する必要がある。

仕事のメールは送信先を良く確認するしか、しばらく、特効薬はなさそうである。

Gmailは、今、使っているメールアドレスでも利用することができる。メールアドレスはそのままで、ウェブメールやGmailの迷惑メールフィルターが使える。助かるのは、一生使い切れないような大きな容量をもらえることで、数ヶ月前に削除したメールを探し出すことも可能である。もちろん、メールの内容はグーグルのシステムによってスキャンされる。SFホラー映画の様に自分のプライバシーがすべて明かされると思う方は、止めた方がよい。

グローバルサービスのローカライズ

IT Media ニュースに”トラブル相次いだGoogleのサービス 「必要な人」「いらない人」の二極化へ? ”と言う記事がでていた。Googleマップのプライバシーに関する問題である。ストリートビューやマイマップでプライバシーが侵害されているとし、日本に合わせた運用が必要ではないかと言う意見も掲載されている。

しかし、そこがそもそも「井の中の蛙」ではないだろうか。明治に鎖国を辞めた時点で、地球全体の動きから離れ、日本だけ孤立していることはできなくなっている。温暖化の問題にしても、しかりである。自国だけうまくやっていればよい時代は終わっている。文明開化は、闇雲に自国の文化、技術を卑下してしまい、逆の意味で行き過ぎているが、自国が標準と考えるまえに、どうして他国と違うのか、本当に違うことが必要なことなのか、考えることが必要だ。

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