Flashはブラウザ上で動作するアニメーション/動画再生ソフトであす。広く使われていますが、Apple社はFlashの実装を避けています。といっても、PC用のSafari(アップル社のインターネット閲覧ソフト)では、動作します。Apple社がFlash対応を避ける理由として、安定性にかける事を同社は表明していますが、Adobe社だけに規格が管理されている事を警戒しているのでしょう。
PDFもAdobe社独占でしたが、今は、マイクロソフトもアップルもワープロソフトからの出力やプリンタの出力に広く採用しています。FlashもAdobe社以外の制作ソフトが出されているので、PDFの様に実質的な標準ソフトへ発展するのではと、筆者は考えています。それにしても、AdobeのFlash Player(Flashの再生ソフト)は頻繁にセキュリティアップデートを繰り返しており、また、よく固まってしまいます。Steve Jobs氏の説明にも、思わず、納得してしまいます。
さて、使えないとなると使いたくなるのが人情。iPadでFlashが使えないと知っていた人は多くなでしょう。そんな方に朗報なのが、ZDNet記事”「iPad」用Xクライアント「iLIVEx」が登場”です。
XクライアントはUNIX用の通信ソフトの一種。簡単に説明すると、遠く離れたUNIXの画面をiPad上で操作できるというものです。これなら、iPadでなく、UNIXで動作するので、Flashも動かせる訳です。