ホームページに掲示板を付けることは、初期のサイトにはよく見られた。これは、
サイトを作成→コメントをもとめる
と言う自然な流れであった。ある意味、Web2.0の大元である。しかし、現在、日本では掲示板と言えば、スパムによる書込、出会い系、学校裏サイトなど犯罪や暗い面がクローズアップされている。弊社では企業などのホームページに掲示板を設置することは勧めていない。どうしてもという場合はブログシステムの採用を勧めている。
それでも、まだ多くの掲示板が、個人サイトには設置されていたり、放置されている。その掲示板に脆弱性が見つかった。(CNET記事:CGI RESCUE製の電子掲示板にクロスサイトスクリプティングの脆弱性)
CGI RESCUEのサイトには多くのフリーのプログラムが公開されていて、利用しているサイトも多く、影響は大きい。残念ながら、掲載されているプログラムは最新の脅威に対応できていなかった。しかし、これら、フリーソフトの作成者を一方的に責めることはできない。ソフトの採用を決定する責任はあくまで、サイト主催側にある。どういう目的のサイトかよく考え、闇雲に無料だからとフリーのプログラムの採用をするのは、危険である。企業サイトでは、フリーソフトの採用はあり得ないが、オープンソフトの採用でも、その制作者やプログラム自体を良く吟味する必要がある。