iPadでWindows7

ComupterWorldの記事にiPad上でWindows7が動くというのがあった。

オンライブ、iPad上でWindows 7デスクトップを利用できるアプリを提供開始

こりゃ驚き。もう、WindowsだMacだUNIXだといっている時代じゃなくなっただと感じます。使う側にしてみれば、それは、もともと問題でなく、自分がやりたい事ができれば、何でも良かった訳です。

大学卒業前に担当教授が「これからはユーザーの時代だから、メーカーに行かずにユーザーになれ」と言われました。なんとことかさっぱり分からず、メーカーで苦労しても、ユーザーだけじゃ社会なりたたないだろうと思いました。いまや、ユーザー優位の時代ですが、ユーザーの皆さん、その影にはメーカーががんばっている事をお忘れなく。

ただ、銀行のオンライントラブルや、携帯電話の回線混乱といい、だんだん要求に追いつかなくなっているのも事実ですね。

Google Appsは電気

Google Appsのセミナーに参加しました。

Google Appsというのは、GmailやカレンダーなどGoogleが提供するいろいろなアプリケーションです。会社で必ず必要なメール、ホームページ、スケジューリングなどが場合によっては無料で利用できるサービスです。特に特別な事ではないと感じた方も多いでしょう。そこが大事なのです。つまり、仕事を始めるのに必ず必要なものは、Googleが用意してくれるというわけです。しかも、今はやりの「クラウド」の状態で、どこにいても、アクセスが可能です。

「GMAILは、困る。」「プライバシーの侵害だ!」などと思う方が多いでしょう。実際、お客さんも知人もメールをGoogleに管理されるのは心配だと言います。セミナーでは、そこのとを「電気」だと説明してくれました。

“Google Appsは電気” の続きを読む

パソコン電源自動管理とクラウド

パナソニック電工がオフィス内で使われるPCの電源管理システムを開発した。入退室管理と組み合わせ、帰社した社員のPCの電源を切ったり、会議に出た社員のデスクのPCをスリープにして、消費電力を削減しようと言うものだ。

昔は、モデムへの着信で電源を入れるシステムがあったが、いまやネットワークで可能である。SF映画のように自動でPCが立ち上がり、なにやら始めると言うシーンも当たり前である。一方で、はやりのクラウドがあれば、ファイルのあるPCの電源が入っているかを気にする必要もない。ネットワークのどこかに、必要なファイルが有るはずである。

これを究極に突き詰めると、ファイル交換ソフトのように、ネットワーク全体がファイルを保存してくれるイメージになる。特定のファイルが保存されているPCまたはサーバーが止まっていとアクセスできないからだ。そうなると、保存はよいが、削除するのは大変そうだ。人間が記憶を意識的に消すことができないのに似ている。基本的には、全てのファイルを暗号化するしかないだろう。

新OS、Midori

マイクロソフトがWindowsとは全く異なるOSを研究している。(この記事の元は Microsoft’s plans for post-Windows OS revealed ) しかし、業務で使用しているユーザーにしてみれば、処理能力があがることより、今まで通り使えることの方が重要ではないだろうか。

研究中のOS、Midoriは、クラウドなどのキーワードに代表される分散、非同期(リアルタイム)のOSになるようだ。社内で数台のパソコンが稼働していれば、空いているCPUやメモリーを共用して仕事ができる。自分のPCの能力が低くても社内のPC能力で補えるというわけである。ひょっとしたら、社外のPCも使えるかも知れない。こうなると、ユーザーには、もう、自分のファイルはどこにあるのかわからない。あるいは、場所自体を気にする必要もなくなる。

開発者やマイクロソフトには新OSにOfficeなどのソフトをどう合わせるか頭の痛いところであるが、ユーザーとしては、

  • 今のハードが使用できること
  • 今までファイルがそのまま使用できること
  • 今と使用法が劇的に変わらないこと

が大事であって、あとは、OSを切り替えるときのセールストークにしか過ぎない。Excelの計算やWordの表示が1秒縮まっても、会社の売上が伸びることはない。このことは、VistaをXPにみせかけるMojave ExperimentですでにMicrosoftも理解しているはずだ。

このことは自社の製品、サービスでも気をつけなければいけない。自社の都合や目先の変化より、ユーザーにどれだけ貢献できるかが重要である。