本年もよろしくお願いいたします。
今年は、景気回復も予想されています。取り残されないよう、付いていきたいと思います。

東京のウェブ制作者発信のウェブシステムやITの話題
いろいろなサイトで、EC-CUBEのバージョンアップを呼びかけている。(CNET記事:「EC-CUBE」の利用サイトは迅速なバージョンアップを)
ECサイトが構築できるオープンソースのEC-CUBEは日本独特のニーズに対応していることが受けて、利用者も多い。そのEC-CUBEで入力欄に、特殊な文字を組み込むことで、最悪顧客データをとられてしまうなど、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が昨年発覚している。開発元ではすでに、対策済みのバージョンを公開しているが、利用者サイドでプログラムの入替が進んでいない。
オープンソースのソフトウェアは、ライセンス料が不要で、自分の要求に変更も可能という利点も多い。しかし、市販ソフトウェアでも同様で、脆弱性などの危険性は完全に排除できない。一般的には、ソフトウェア開発会社が、ユーザーに注意を促すが、オープンソースを利用している場合、個人やデザイン専門会社などのために、プログラムのバージョンアップの対応がおろそかになりがちである。
オープンソースのプログラムも、ウィンドウズなどとまったく同じである。定期的にバージョンバップがなされ、発見された危険性を修正している。自社で、利用している場合は、こまめに、情報を入手して、適切な対応をして欲しい。脆弱性を悪用されれば、自社の信用を落とすばかりでなく、オープンソースソフトの開発元やネット自体に深刻な打撃を与えるかもしれない。自社で対応できない場合は、使用をやめるか、弊社のようなソフトウェアをあつかえる企業に相談して欲しい。
企業のIR(投資家向け広報)を支援する日興アイ・アール社が、「2008年度 全上場企業 ホームページ充実度ランキング」(PDF)を発表した。全上場企業3920社(2008年5月末時点)を対象におこなわれたもので、ホームページ制作の観点から参考になる。
今回充実度ランキングで一位になったのは、東芝である。ホームページを見てみると、デザインのシンプルさに驚く。ほとんどは文字リンクである。デザイン要素は非常に少ない。一般的な企業にこのようなデザインを提案したら、一蹴されてしまうだろう。一方、フラッシュ、HTML、テキストバージョンまで用意されている。また、情報の仕分けが良くできており、数万のページが有るにもかかわらず、まとまっている。画像が少ないこともあるだろうが、表示も非常に速い。
今回はIRと言う観点でのランキングであるので、中小企業のホームページにはそのまま、適用はできないが、以前から訴えていた「簡潔なデザイン」「情報の仕分け」と言う点は裏付けされた。新しいホームページを作成する場合は、ぜひ、参考にしてみて下さい。
ZDNETに9/3付けで「企業セキュリティが強化から緩和へ移行する理由」が載った。同感だと思い、ブックマークを付けたが、もう、見ることができない。
どこかから、圧力がかかったのだろうか?確かに、プライバシーマークの取得は、書類さえできれば取れるなどという話を良く聞く。「実際に、実行していたら、仕事にならないよ。」などという話しも聞いたことがある。
食品偽装に話題が集中しているが、次は資格取得偽装に話が進むのかも知れない。日本はお墨付きに弱いので、日本人が肩書きに依らずに判断できれるようになれば、実力で勝負するしかない新興企業には朗報である。
この週末の話題は、iPhone 3Gだ。NHKも民放もこぞってニュースに特別枠を設けていた。NHKは、さすがに準備万端で、ブックマークにNHKのサイトを登録しておくなど、手際がよかった。他の局は、なれないアナウンサーが操作に手間取り、焦っていた。真実を伝えるという意味ではよかったのでは?
さて、正式名が「アイフォーン」と伸ばすのは、妙だ。記憶をたどってみると、そんな名前のカメラ付きインターフォンがあったような。早速検索してみると、なんとアイホン(株)は1964年に操業している会社である。会社や病院などの業務用を含めインターフォンの総合メーカーである。アメリカではAIPHONEなので、競合しないが、日本語では同じ読みになるので、「アイフォーン」となったようである。
さて、iPhoneなどの新しい携帯端末が増えるとどうなるか?
“iPhone発売” の続きを読む
ランダムに言葉を組み合わせて新語をつくり、新しいサービスを展開する話があった。情報を検索していると、こんなブログをみつけた。
「ネーミングセンスがない…」と思ったときに試してみたい、5つのジェネレーター
日本語にすぐ適用できるわけではないが、おもしろい。沢山出された候補から、良いものを選ぶのはやはりセンスが必要だが、かなり助けになるのでは?候補をアンケートにかけて、印象を探るのも良いかも知れない。
ところで、機械が創り出したこれらの言葉の著作権は誰にあるのだろう?
先週の話題は、やはりこれだろう。しかも、先行NTTは、すっぽかされ、ソフトバンクから発売されることになった。NTTのiPhone発売はなじめなかったので、すっきりである。
ものには、イメージがあって、例えば、アメリカでは、Pepsiに対してCoke、Macに対してWindows(というより、Steve Jobs vs. Bill Gates)、民主党に対して共和党といった、相対するイメージがある。iPhoneはAppleの電話なので、体制派のNTTでなく、革新派のソフトバンクな感じなのである。
で、売れるのか?日本の携帯ユーザーは特殊なので、苦戦するのではないだろうか?携帯専用サイトがメインのヘビーユーザーは、iPhoneに乗り換えられないだろう。得意の指でメールを打つこともできないのだから。PC使いの団塊の世代には魅力的に映ると思うが、小さすぎて文字が読めないだろう。
WWDC 2008 Keynote を見て訂正! “iPhone日本発売” の続きを読む
グーグルがアメリカの子ども達を対象に、ロゴのデザインコンテストを行った。
なんで?と思うが、子どものころから慣れさせる、恐怖心を取り除くのは重要な市場開拓手法だ。応募は16,000点というが、応募した子、その回りの子は、大人になっても、グーグル・エバンゲリストになるにちがいない。「三つ子の魂、百まで」というわけである。
昭和世代は、アメリカの戦略にまんまとはまり、パンと肉好きである。鯨は、失敗というか、予想外。 マイクロソフトやアップルもアカデミーディスカウントをやっている。
NHKとビクターが3300万画素のプロジェクターを開発した記事がでていた。数十年前は人間は100万画素以上は識別できないとされ、縦1024画素、横1024画素が究極とされていた。その後、フルカラー化が常識となり光の三原色で3倍の300万画素が上限となっていた。ハイビジョンもこの辺りを基準に決められていたと思う。
自分でもそれなりに納得していたが、画素数で上限を決めても全体を拡大してしまえば、1画素が大きくなり、粗い画像となってしまう。虫眼鏡でハイビジョンテレビをみれば、当然、綺麗な画像には見えない。 実際は、目の中に映される大きさも決められて、画素数が問題になるのである。デジタルカメラが500万画素などとしているのは、印刷では、もっと近くで(視野の中で大きく)見るためである。
この規格はどういうことであろう。いたずらに情報量を増やしているだけでは?そのうち人間にもフィルタリングが必要になってくる。
ホームページの内容も動画が多くなってきた。これは、インターネットの黎明期には考えられないほどの大容量で通信ができるようになったからである。しかし、通信といっても、テレビの様に限られたチャンネル数のデータを一方的に電波で送るのと違い、要求があったデータを回線を通じて送るインターネットはやっかいである。
まず、回線は水道管の様に太さによって流せる情報の量が決まっている。文字中心のホームページから、画像を観るというのは、炊事にしか使わなかった水道で水車を廻すようなものである。見る側がモデムからADSLや光ファイバーに変えた様に、送る側も設備を大きくしなければならない。しかし、ほとんどの場合は水道なみで、動画配信中だけ大きなダムが必要では、大企業といえども、二の足を踏む。そこで、登場したのが、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)を提供する企業である。各社が膨大な設備投資を個別に行う代わりに、この企業の設備を借りて、動画などを配信する。
動画ではないが、大きなファイル(数百メガバイト、CD1〜数枚分)の配信には、BitTorrent というソフトが活躍している。Linux OSのダウンロードのために開発されたこのソフトは、空いているパソコンの力を借りて配信を行うため、設備投資がいらない。
動画配信が大企業のものだけとならないためには、BitTorrentの動画版が必要になるのであろう。