WindowsXP終了まであと8ヶ月

WindowsXPのサポート終了まであと8ヶ月となった。2014年4月でマイクロソフトのサポートが終了する。

しかし、Windows98, 2000などの時と同様、あまり、真剣に捉えていない方が多い。先日も、客先訪問で、XP搭載PCが何台も稼働中で驚いた。直前の乗換は、需給もひっ迫し、足下を見られかねない。また、ファイルの移動は最近のディスク要容量増大で、思わぬ時間がかかることもある。早めに別OSへの乗換を完了しておくのが懸命である。

まず、XPを使い続けることの危険性を十分理解してほしい。以前とは違い、殆どのPCはネットに接続されている。サポートが終了したPCでは、ウィルス対策ソフトも更新されなくなり、無防備となる。このPCが踏み台となれば、ネット上の不特定多数が攻撃されることになる。車検が切れている自動車を企業が使用したりしないのは当然だが、その車が制御できなる欠陥がある状態で利用するのも同然である。

最新のOSは、Windows8ですが、評判が芳しくない。使い方が大きく変わり、オフィスの生産性は落ちることになるでしょう。そこで、おすすめなのが、Windows7です。XPに似たユーザーインターフェイスで周辺機器がそのまま使用で切る可能性が8よりは高いといえます。さらに、2−3年前にOSダウングレードでPCを購入している場合は、Windows7で十分間に合う場合があり、OSの乗せ替えだけで、出費も少なくて済む可能性があります。

他にも、Windows8では動作しないアプリケーションや社内システムもあります。この場合は、代替アプリケーションを探したり、システムの更新まで必要になるかもしれません。

夏休みの宿題のように、9月なってからでは、間に合いません。十分余裕をもって、対応しましょう。

 

Windows 8のユーザービリティ

CNETに
「Windows 8のUI、ユーザビリティを抑圧」:UI専門家が批判
という記事がでていた。

やっと、アプリケーションソフトの継承性について、改善してきたとおもったのに、今度は操作が、大幅に変わってしまう。
年配(といっても60歳)の顧客に、家電量販店の店員さんが「今、XPお使いなら、8(エイト)は無理です」と助言する事が、全てを物語っています。
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未来の秘書 Siri

iOS 6 に更新すると、ロックしたままでもSiriが使える。

これは、意外と便利だ。いちいち、ロック解除して、自分で作業するより、格段に早い。カレンダーにイベント追加したり、アラームをセットしたり、ショートメッセージに応答したりできる。それも、音声で命令ができるので、秘書がいるみたいだ。

Siriのアイデアは大分前にSteve Jobsは持っていたと思う。確か Lisaのコマーシャルだったろうか、次のような情景である。

ビジネスマンが一人映っている。彼は今日のスケジュールを秘書に確認する。その部屋の中に一緒に居るとおもわれる秘書の声がして、今日のスケジュールを彼に報告する。彼は、個室のオフィスにいるのだが、パンアウトすると、そこには、彼しかおらず、机の上にはコンピュータがある。

ちょっと未来のことと思っていたが、iPhoneで実現するとは、ちょっと楽しい。

パソコン処分

パソコン処分にお困りの方も多いだろう。弊社では、お客様の依頼で、パソコンを廃棄する際は、パソコン廃棄.comを利用している。同社では、データ消去も行ってくれるが、お客様によっては、ハードディスクの物理破壊だけは、目前で行ってほしいという依頼もある。

さて、先日(1/18)にNHKのクローズアップ現代という番組で、同社が登場した。「全品、リサイクル、リユース」を前面に出している同社だが、どうやら、ほとんどリサイクルのようだ。しかも、最近のリサイクル先は中国が多いという事で、考えさせられる。

データ消去まで行っているということで、リユースが大半と思い込んでいた。付属のCDやマニュアルの同梱送付ができるので、当然、リユースされると思いがちである。考えてみれば、中古のMacなどに市場がある訳もないのに、受け入れていることを考えれば、ほとんどがリサイクルされているのは、自明である。

こうなると住宅街を廻る廃品回収業者と大差ないようにも感じる。結局、確かなリサイクル業者など存在しないのかもしれない。お金を払っても、不法投棄する会社とは、別格と考えるべきなのかもしれない。

無線充電器搭載ノートPC

ガジェットネタがつづく。
BTOパソコンで有名なデル社が無線充電のできるノートパソコンを発表した。(CNET記事:デル、無線充電機能を搭載した新型ノートPC「Latitude Z」を発表)30日の日経新聞夕刊にもこの記事はでていた。

写真を見ると充電器はかなり大きい。無線充電で、一番身近といえば電動歯ブラシだろう。水浸しになる歯ブラシに、電気のコンセント差し込んだら、ショートしそうである。無線なら、接触部を樹脂などで覆える。他にも、無線の方が大電流を流しやすいという利点を応用して、電動バスの停留所に充電器を設けるアイデアも採用されている。では、パソコンでの利点は何だろう。記事を見る限り、大電流=充電時間短縮ではなく、ケーブルを一切つながないといコンセプトの様である。

製品のコンセプトが米国DELLのサイトに掲載されていると思ったが、詳しい解説はなかった。日経新聞の記事が参考になった。

ラップトップというと持ち歩くことを連想するが、アメリカならいざ知らず、日本ではあのドッキングステーションは持ち歩けそうもない。また、データも転送出来るそうだが、電灯線から直接充電するわけでもないので、電灯線LANではない。無線LANやBluetuthを普通に使うようだ。ターゲットの客層には起業家、弁護士やクリエータなどがあがっているが、彼らは、電源ケーブル、LANケーブルとマウスをつなぐのも大変なのだろうか?モバイル端末にはそれなりのコンセプトがあると思ったが、今回は、どこかコンピュータデザインの方向性が違っているような気がしてならない。

Windows7搭載PC

Windows7ネタが続いてしまうが、搭載PCが既に世の中に出ているのでビックリした。

事の経緯は以下のようである。

久しぶりに海外から帰国した姉が、メールが送れないという。パソコンを立ち上げてみると、見慣れない画面。「あ〜、Vistaは無くなるのに。」と思いつつ、操作を始めるが、何か違う。設定がうまくいかず(ドイツ語OSなので、パソコンオタクでない姉はドイツ語のIT用語を日本語に訳せない。日本語でも厄介なのに、当然である。)再起動をかけると、そこにあらわれたのはWindows7である。

8月入手したばかりの、新品だそうで、ドイツの大学では教授や講師が既に使っているようだ。たしか、アメリカでの発売は10月の中頃だったはず。

使い勝手は、ドイツ語ということもあり、悪い。というより、新しくなったので、対処法が、また、変わった。個人的には一緒にやって来た姪の新型MacBookのほうに、触手がのびる。新品と言うこともあるだろうが、速度は、軽快という印象だ。

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Windows 7は企業を救う?

マイクロソフトから時期OS、Windows7が発売される。不況で設備投資にお金をかけられない企業には歓迎されると思われる点が2つある。

  1. XP,Vistaの時のように新しい高性能PCに変える必要がない。メモリー容量が小さくても、CPUの性能が多少低くても動作する。
  2. XPモードでいまのソフトウェアが動作する。

しかし、そもそも、お金がない企業が、OSを交換する手間をかけるだろうか?答えはノーである。理由は2つ。

  • OS自体無料ではない。OSの導入費と既存ソフトやデータの入替作業費は通常のパソコン切換時と同じである。
  • 動作が遅いXPパソコンに導入して、パソコンの性能が上がるわけではない。

従って、Windows7が広まるのは、企業のPC買い換え時となる。前回は、XPにダウングレードしたユーザーや買い控えたユーザーが躊躇することなくWindows7を選べるようになったと言うことであろう。

動作条件については”Windows 7の最低動作条件“というマイクロソフトテックネットのフォーラムがある。もちろん、現状では評価版での内容である。

コンピュータ中心の時代が終わる?

ひょんな事で、古い記事にぶち当たった。(CNET記事:コンピュータ中心の世界はまもなく終わる

えっ!と思うタイトルであるが、要約すると、下記のようになる。

今の様なコンピュータの時代は終わる。

「今のコンピュータ」とは決まったパターンの問題に対して、データを入力して、答えを引き出すもの。

世の中の問題の多くは、決まったパターンではない。

これを解決するには新しいコンピュータが必要である。

結局、新しいコンピュータの時代がやってくるのであり、コンピュータが無くなるわけではない。

人工知能の発展したものが、台頭することになるのだろう。テクノロジーは、今より飛躍的に発展するが、そのうち、ひょっとすると、コンピュータの回答を人間が理解できなくなるのではないだろうか?SF小説「タイムマシン」(H・G・ウェルズ)の世界や、”The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy”(Douglas Adams)でコンピュータの出した答え「42」が理解できないことが現実になるやもしれない。

人間らしさを保つにはコンピュータは道具で有り続けるのが良いのかも知れない。本当に優れたコンピュータができれば、そのことすら、最適な回答を出してくれるだろう。

パソコン電源自動管理とクラウド

パナソニック電工がオフィス内で使われるPCの電源管理システムを開発した。入退室管理と組み合わせ、帰社した社員のPCの電源を切ったり、会議に出た社員のデスクのPCをスリープにして、消費電力を削減しようと言うものだ。

昔は、モデムへの着信で電源を入れるシステムがあったが、いまやネットワークで可能である。SF映画のように自動でPCが立ち上がり、なにやら始めると言うシーンも当たり前である。一方で、はやりのクラウドがあれば、ファイルのあるPCの電源が入っているかを気にする必要もない。ネットワークのどこかに、必要なファイルが有るはずである。

これを究極に突き詰めると、ファイル交換ソフトのように、ネットワーク全体がファイルを保存してくれるイメージになる。特定のファイルが保存されているPCまたはサーバーが止まっていとアクセスできないからだ。そうなると、保存はよいが、削除するのは大変そうだ。人間が記憶を意識的に消すことができないのに似ている。基本的には、全てのファイルを暗号化するしかないだろう。