CNETが”グーグル、「IE 6」のサポートを終了へ“と報じている。
事の発端はマイクロソフトのブラウザ、インターネットエクスプローラのバージョン6(略称IE6)にあった脆弱性をつかれ、グーグルがサイバー攻撃を受けたことにあるようだ。サーポート終了と言っても、検索ができなくなるわけではなく、文書を共有できるGoogle Docsやサイトを作れるGoogle Sitesなどのグーグルが提供するサービスの動作保証をしないというものだ。
IE6など古いブラウザはホームページ制作にとっては、頭痛の種だ。特にIEは、世界標準に準拠しない表示方法を採っていたり、Javascript(表示用プログラム)が違うなど、あまり、凝ったサイトを作成すると、個別に対応・動作試験・表示テストが必要になる。しかも、違うバージョンの同じブラウザを1つのOS上にインストールできないので、最悪、別のPCが必要になる。
この発表で、サイトの保有者にIE6のサポートを保証しない旨を伝えやすくはなったが、景気の悪さもあり、PCの買換が進まない現状では、IE6はしばらく生き延びるであろう。しかし、セキュリティ面では最新を使わないのは危険である。使い勝手が違うという理由やアンチウィルスソフトがあるから大丈夫などと考えてはいけない。ホームページ制作などで表示テストが必要などの特殊な事情がない限り、新しいソフトにバージョンアップして欲しい。これは、自分を守るだけでなく、ネットでつながっているみんなを守ることにもなる。
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