WordPressのシステム更新が簡単になった。これはバージョン4以降の話だ。
以前は、データベースのバックアップとサイトのバックアップが必須だった。それは、バージョンアップの失敗があるからだ。
もちろん、安全を見れば、バックアップの作業はすべきだが、弊社の実績では、現在のバージョンなら安心と言える。お金を掛けたくないユーザーに対しては、オウンリスクでやってもらえるレベルになったと思う。また、仕事が減る。
もちろん、Wordpressの全ての設定が、自動アップデートでは更新されない。それは、データベースを特殊な使い方をしている部分があるのだ。簡単に言えば、エクセルで表にまとめてデータを保存しているのに、あるカラムには、例えば、CSVファイルの内容をそのまま入力しているといった有様だ。
通常は、「最初の画面のサイズ=800px」といった一対一のデータなのだが、この部分はそうは行かない。また、古くからの設定も記録されていて、新バージョンのプログラムが管理してくれないことがある。
昔のバージョンアップでは、特に、頭の番号が、3から4に変わるような、メジャーバージョンアップでは、一筋縄では行かなかった。
システムを入れ替えるだけでなく、プログラムやシステムの設定を修正する必要があった。弊社で経験した中では、最もひどかったときは、内容だけを別に取り出し、再構築が必要だった。
本当に簡単になったものだ。これで、Wordpressの一人勝ちでは無いかと思えるが、そうでも無いようだ。ホームページやブログ自体への興味が薄れてきているように思う。
さて、来年はどうなることやら。