Google Appsは電気

Google Appsのセミナーに参加しました。

Google Appsというのは、GmailやカレンダーなどGoogleが提供するいろいろなアプリケーションです。会社で必ず必要なメール、ホームページ、スケジューリングなどが場合によっては無料で利用できるサービスです。特に特別な事ではないと感じた方も多いでしょう。そこが大事なのです。つまり、仕事を始めるのに必ず必要なものは、Googleが用意してくれるというわけです。しかも、今はやりの「クラウド」の状態で、どこにいても、アクセスが可能です。

「GMAILは、困る。」「プライバシーの侵害だ!」などと思う方が多いでしょう。実際、お客さんも知人もメールをGoogleに管理されるのは心配だと言います。セミナーでは、そこのとを「電気」だと説明してくれました。

今のように、電灯線が張り巡らされていない19世紀では、工場の生命線である電気を外部の会社から供給を受けるなど考えられなかったというのです。今では、電灯線の引かれていない工場など、倉庫以下で、価値がありません。また、電力をすべて自家発電でまかなおうなどと考える工場は特殊なケースでしょう。専門の電力会社から供給してもらった方が、安くて高品質なサービスの提供を受けられます。ところが、同じように今や会社にとって生命線である、メールサーバーやスケジュール管理用のサーバーを多くの会社で一生懸命自前で用意して管理しています。

「メールが見られる」といいますが、ネットワーク上をメールが移動する間は、データはむき出しです。郵便はがきと同じです。しかし、はがきの内容は読まれていません。意味のあるデータを盗むには、何億の通信が飛び交うネットワーク上を全て監視するより、特定の会社のサーバーに貯められたデータをねらった方がずっと労力が少なく済みます。つまり、会社のサーバーがサイバー攻撃で乗っ取とられたり、窃盗犯に盗まれるほうが危険です。グーグルでは、データは250MB毎にわけられ、世界中のどこかに保存されています。クラウドの状態ですから、盗もうにもどこにあるか分かりません。
たとえグーグルがあなたの会社のデータをねらうとしても、大変な労力がかかるでしょう。また、もし、そのくらいの大企業ならGoogle Appsを利用することで、年間数億円のコスト削減ができることでしょう。

中小企業にもメリットがあります。メールやスケジュール用のサーバーを自前で整備するには費用がかかあります。しかも、大企業のようなセキュリティやバックアップや空調などの設備は望むべくもありません。さらに、高度な使い方や安心できるや管理には専門家を雇う必要もあります。しかし、Google Appsでは、メールが使える程度の知識で、大企業が使っている最新のサービスを社員全員が使いこなせるのです。まさに、”電気”です。

さあ、今すぐ乗り換えましょう!

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