やっと?と言う感もあるが、総務省のまとめによると、総通信時間で初めて移動系が固定系を上回った。
また、IP電話発信は8.3%で、何とも言い難い数字である。携帯は伸びるのは、理解できる。固定回線を敷く手間や経済的負担を考えれば、通話時間の長い若年層は携帯になる。一方、高速インターネット回線は光ファイバー、ADSL、ケーブルにしても同じに何らかの開設の手間が必要で、IP電話の延びもこれで押さえられてしまう。企業などでの採用はふえるが、最も電話を利用する若年層は携帯しか選択の余地はないだろう。
きっとこの様相が変わるためには、無線LANネットワークの広まりや次世代の携帯通信が必要になるのだろう。例えば、PCに携帯をつないで、高速モデムとして使えるようになれば、携帯でIP電話などということもおきるかも知れない。最終的には一つのネットワークで何でもできるのが理想だが、安全面では何系統か必要になるだろう。