CNETの記事「電子メールは衰退するのか」では、個人はスパムメールを嫌気して、電子メールから離れつつある一方、企業では、いまのところ、これに変わるサービスはなさそうであると結論している。
日本では、若者は携帯メールが支配的で、次のコミュニケーションツール、Twitterが広がっていく気配はない。”電子メールの未来”にも書いたが、電子メールは完全にスパムを排除するシステムがあれば、まだまだ、使えると考えていた。しかし、どうやら、特にアメリカでは、文章ファイルのやりとり自体がひどく旧式に感じられているようである。文書のやりとり=仕事で、とても、電子メールを会話を筆頭とするコミュニケーションとして受け入れ難いのである。
結局、社会的、文化的な要因があり次世代コミュニケーションツールが世界的に広まるかは未知数である。また、業務では、文書をやりとりすることが通例であり、マイクロソフトのExchangeサーバーが支配的なこともあり、電子メールのスタイルが変わるとは思えない。しばらくは、システムの改善だけで終わることになるだろう。