XP延命措置

Windows XPの供給がまた伸びる。(ZDNET:MS、XPへのダウングレード権を半年間延長

仏の顔も3度までなのか、2度有ることは3度あるなのか。そもそもは、2008年1月であったはずだが、もう、記憶も確かでない。今回は2009年7月末ということであるが、そのころには、Vistaの後継、WIndows 7がリリースされているのではないだろうか?Vistaはいったい、どういう位置づけのOSであったのだろう。

また、軽量モバイル端末向けのWindows XPはもともと2010年まで供給するということであるから、もう一度、伸びるのは間違いないだろう。

一連の延命措置は、ソフトウェアの開発・配布と言うことでは、非常に勉強になる事例だ。もともと、アメリカの多くのソフトウェアメーカーは、不具合、使い勝手の悪さを改善して、新バージョンとして開発し、購入してもらう戦略をとっている。ユーザーにソフトが気に入ってもらえれば、ずっと、お金を払い続けてもらえるのである。従来の方法は、保守料でメンテナンス費用をまかなうものであったが、パソコンの様に対象数が多くなるとこの手法は向かない。今回は、1バージョン飛んでしまったことになるが、使い勝手の改善もシステムの安定性もこれ以上良くならないなら、新しいバージョンを作らなくてもよかったという例である。一方、LinuxやGoogle APIなど無償の高性能、しかも、内部が公開されているソフトが増える中、バージョンアップの戦略も変える必要があるだろう。

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