グーグルが携帯の画像で検索を行うことができる機能を発表した。(CNET記事:グーグル、携帯画像で検索する「Google Goggles」を発表) グーグルは音声での検索も発表している。(Google Japan Blog: 音声で Google 検索)
画像での検索はまだ、試験段階であるが、その可能性は広い。「セカイカメラ」の簡易版ほどの可能性がある。この新しい携帯電話の機能に2つのことを感じる。
- 検索は「言葉」から飛び出し、画像、音(音声)へ。SEOはどうなるの?
- 日本の携帯は特化(ガラパゴス化)して生き残り、スマートフォンは皆が必要とする機能を載せて増殖して発展。
SEOの将来
今まで、ホームページは、SEO(検索エンジン最適化)を 主に”言葉”での強化で行ってきた。今後、画像や音、将来は動画での検索が進めば、以前の手法は全く意味が無くなる可能性もある。また、日本ではQRコードが流行ったが、会社のロゴでサイトに誘引できたり、キャンペーンのイラストでキャンペーンサイトに移動できれば、これは廃れてしまうだろう。ホームページ制作では、今後、文字だけでなく、画像、動画もバランス良くサイトには掲載することが求められる。特に実店舗や施設を経営する企業や商品を販売するサイトでは画像の重要性は増すことだろう。
携帯電話の将来
日本での携帯電話の発展は特化による生き残りであった。それは、かつての日本製パソコンにも似ている。それは、世界標準のOSの登場で、あるいは、政治的な圧力により、消えてしまった。スマートフォンの普及により、携帯電話もパソコン化している。パソコンより手軽に使えるサービスが携帯にあれば、更に発展する余地がある。
スマートフォンを評して「携帯として使えない」と言う声を耳にするが、そもそも、携帯の機能とは何だろう。究極は通話ということになるが、スマートフォンはIP電話としての可能性も秘めており、すでに、勝敗がつく。ショートメッセージサービスはTwitterなどに、メールやブログはそもそもPCのものであり、性能や機能を落として搭載していた携帯だけの機能に勝ち目はない。ただ、「今までのやり方」ができないだけで、それを知らなかった人たちは、素通りしていくだろう。
と言うわけで、電話を変えるならスマートフォンがお勧めです。パソコンを携帯する便利さを知ると手放せなくなります。