新検索エンジン始動

スタンフォード大の教授と元グーグルの技術者が新しい検索エンジン、Culiを開発した。CNETの記事では「グーグルの対抗馬となるか?」とサブタイトルがついている。

グーグルのようにリンクからホームページの重要(人気)度を計算するのではなく、ページの内容から重要度計算するというのである。どちらも、機械的な分類に思えるが、実はグーグルの指標には人間の手、意志が加わっている。ページの内容を解析するといっても、まだ、人間のように計算機では行えない。新聞記事、論文のような理路整然とした文章もあれば、つぶやきのようなブログ、エッセイ、詩、宣伝のコピーもある。このあたりにこの手法の限界が見える。

そのことがよくわかるのは、日本語や検索結果の少ないキーワードでの結果だ。例えば、「富士山」で検索してみると、4万ページしか表示されず、富士山が何であるか判るサイトは掲載されていない。因みにグーグル検索すると2,200万ページとなる。

結論は、まだ、この手法は発展途上と考えざる得ない。英語でよく使われるキーワードに対しては、整理された結果が表示されるが、そうでない場合は、サイトを見つけるという検索の目的には、必ずしも期待通りではない。各言語で人気を得るにはもう少し時間がかかりそうである。朗報は、SEOテクニックが通用しないということかも知れない。(昔、はやったネットサーフィンを楽しむにはおもしろい。)

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