新素材ステレスボトル?

ゴミ問題や環境問題に対応した新素材

「捨てない」=捨てる+less(英語の『少ない・無い』を合わす語)を当てた造語

として説明したらどうでしょう?さらに、グーグル検索すると47万件みつかり、PPC広告もでているとなれば、一瞬、そんなものが、現実にあるのではないかと錯覚するのではないでしょうか?

種を明かすと、「ステンレス」のタイポ、入力間違いです。PPC広告はあまりにも「ステレス」と表記するものが多いので、ステレスで探しても表示するようにしたものと思われます。

お客様のホームページ制作中に発見したこの言葉ですが、2つの重要な意味があります。

  1. ネットに掲載されている情報は、本当に正しいのか判断がつかない。
  2. ホームページ制作を、自社の業務内容を熟知しない制作会社に依頼すると、内容のチェックがあまくなる。

1はインターネットの百科事典、Wikipediaでも問題になっています。昔は、本などそれなりの経済的負担がなければ、文書が公になることはありませんでしたが、このブログもしかり、いまや、誰でも情報発信ができます。出版社や編集者は、公開にあたってはそれなりの調査をおこないますが、一般人に、それはありません。悪気がなくても、思い込みや、勘違いもあります。悪用されれば、正しい情報は駆逐されてしまいます。ネットで得た情報は、鵜呑みにせず、ひとつの情報として、判断すべきです。

また、自社コンテンツ作成の際には、掲載内容を十分に確認する必要があります。

2は、そのコンテンツ制作での用語のチェックです。

ハイキングや山登りの用品を知っていれば、”ステレスボトル”と聞いて、”「ステンレスボトル」の間違いでは?”と疑問に持つでしょう。例えば、渋谷のど真ん中で”新しいボトル「ステレスボトル」です”と商品を見せれば、ほとんどの人がなんの疑問も持たないでしょう。逆にアパレル系の用語はめまぐるしく変わり、弊社のように技術系のコンテンツが主流の会社では、ほとんどのカタカナ言葉をそのまま、疑問を持たずに掲載することでしょう。

コンテンツ制作では、いくらデザインが良いからといって、畑違いの制作会社に依頼することは再考の余地があります。デザインはその会社に依頼するとしても、全体のとりまとめは、自社のコンテンツをよく取り扱っている制作会社がよいでしょう。依頼される方も、よくわかっておられるのではないでしょうか?原宿に若者向けの衣料品を提供している会社が弊社にサイト制作を依頼することはなく、また、工場生産設備の会社が青山の制作会社に依頼することも無いでしょう。

さて、「ステレスボトル」は、本当にステンレスボトルの間違いなのでしょうか?

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