前回の温故知新ではないが、また少し古い記事を紹介する。「携帯サイトの利用実態調査、PCサイトの延長では効果薄く」(日経,IT Plus, 2008年9月1日)
この記事を読むと、うすうす気づいている方も多いと思うが、携帯サイトが効果があるというのは、制作会社のバブル演出だと確信がもてる。データ容量が非常に少なく、機能も少ない携帯用のサイトの制作費がPC用のサイト並みというのも納得がいかない。若年層の一般消費者向けのサイトで無料コンテンツやクーポンを提供してアクセス数を稼ぎ、広告費で費用をまかなうというのがサイトの運営方針になるだろう。顧客層が違う場合は、これから、焦って参入する必要もないだろう。
40代以上になると利用者が急激に少なくなるのは、やはり、
- 見難さ
- 操作の煩雑さ
- 情報の少なさ
によるところが大きいだろう。Eee PCなど携帯モバイルPCやiPhoneなどのPCサイトの表示できる機器が増えれば、携帯専用サイトは表舞台から消えていくのではないだろうか。